2021-03-26 第204回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
特定植栽促進事業は、成長の早い苗木であるエリートツリーを植栽するものです。間伐が進んでいないのに主伐が推進されれば、CO2の吸収源対策にならず、法律の理念に反することになります。 エリートツリーを植栽するためには立木を伐採する必要があり、生産性、効率性を優先すれば皆伐になりかねません。
特定植栽促進事業は、成長の早い苗木であるエリートツリーを植栽するものです。間伐が進んでいないのに主伐が推進されれば、CO2の吸収源対策にならず、法律の理念に反することになります。 エリートツリーを植栽するためには立木を伐採する必要があり、生産性、効率性を優先すれば皆伐になりかねません。
一方、新たに設置される特定植栽促進事業については、主たる改正理由であるCO2森林吸収対策としても有効とは言い難く、削除が必要です。 原案に反対する理由の第一は、本法案が間伐特措法とうたいながら、皆伐を中心とする特定植栽促進事業を盛り込んだからであります。 エリートツリーを植栽するためには、現に立ち木が存在する森を皆伐する計画とならざるを得ません。
しかし、今回新たに盛り込まれた特定植栽促進事業については、環境面においても、CO2の吸収源対策としても問題があります。したがって、我が党として、特定植栽に関する規定を削除することを提案します。 まず、法案十四条二項四号の特定苗木を植栽する土地、山についてであります。この立ち木の伐採については、標準伐期なのか、主伐なのか、択伐なのか、どういうやり方をするんですか。
じゃ、今回の特定植栽促進事業というのは、森林の本数密度を調整していく、木材の切り出しは別に前提としないということで考えてもいいんですか。